番外編 おまけその3
故障除雪機ヤナセ スノースロワー55−5S復活への道!




止まった時の話を聞いた所
エンジン内部からバキバキと壊れる音がして
止まったらしいので多分エンジンはダメでしょうとだけ
伝えてブツを引き上げて来ました


エンジンもボルト数本で固定されてるだけ
のようなので あっさり降りました


ちなみにエンジンはブリッグス&ストラットン製
アメ車です(笑)5馬力のモデルなのかな?


分解開始です
ヘッドを外してピストンを触ったら
リコイルロープが戻って
クランクが回るようになりました!
しかし・・・
ピストンは微塵も動きましぇ〜ん
と言う事は・・・・

残骸をかき集めて見ました
コンロッドがボキボキのバラバラです(笑)
故障前オイルが入っていなかったらしいので
焼付きによるジャーナルのロックなのかも
しれません


2022年2月
故障発生から1ヶ月以上立ちました
色んなサイトを探しまくった所
中古部品を発見!
本国アメリカですがなんとか購入出来そうだったので
トライして見ました そして無事到着
部品自体は30ドルだったんですが
国際送料と関税で50ドルぐらいかかっちゃいました
日本円で合計9000円ぐらいなんで
これで直ればラッキーかな


ホーニングは必要最小限で
クロスハッチが残ってるのを確認したら終了


組み立て完了です
マグネトー点火でこの状態でも
エンジン始動可能なんで
早速テストして見ました
結果は良好!
リコイルを2〜3回引いただけで始動出来ました
その後30分ぐらい連続運転させましたが
異常は無いようです
良かった良かった!

2022年1月

親戚の店舗で使ってる除雪機が
ぶっ壊れて止まったようで 様子を見る為
回収して来ました


ヤナセ製のスノースロワー55−5Sです
これも結構なお年寄りかもしれません
とりあえず様子を見て行きます


外観上確認して見ますが
エンジンはロックしていて
リコイルロープも戻らず中途半端な位置で
止まってます


エンジン型式は130232のようで
これで検索すると パーツリストやら
部品が購入出来るサイトやら出てきます
しか〜し どのショップも本国アメリカなんで
実際に購入となると大変かもしれません・・・


ケースを割って見ました
奥に何か残骸が・・・・


故障してから1週間程経った所ですが
業務上使ってた事もあって
新しい除雪機を購入した連絡があり
必要な修理内容を伝えた所
この除雪機を引き取って欲しいとの事でした
当然快諾!(笑)
そんな訳で我が家の一員となりました
こりゃ本気出さないとダメだな


部品も揃ったので修理再開です
まずはシリンダーですが
割れたピストンが上下したキズがあり
爪が立つ状態ですが アルミシリンダーで
ポーラスメッキがかかってる関係上
キズを消すほどホーニングは出来なさそうです
なので 紙やすりで毛羽立ってるバリを取り去って
クロスハッチを付ける程度ホーニングをかけたら
後は見なかった事にします(笑)


クランク作業の画像を取り忘れてしまいましたが
クランクピンに若干の焼けがあったものの
大きな傷は見当たらなかったので
焼けが消えるまでコンパウンドと紐状のウエスで
磨きまくりました
コンロッドボルトなんですが
色々探し回っても締め付けトルクが
出てこなかったので
ミリサイズの標準トルクを当てはめて
サイズが近いM6ボルト1.8Tのトルクが9.8N.Mなんで
1Kg/mで締めておく事にしました
回り止めの折り曲げプレートもあるので
多分大丈夫でしょう


早速実機に搭載して作業テストして見ました
調子も良好で普通に使えます
これで 我が家の除雪機も
少しサイズアップしました
多少お年寄りですが大事に使って行こうと思います

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