番外編 おまけその4
楽しいおもちゃ リトルジャマーミーツケンウッドの故障修理!
今回故障したのは奏者の一人トランペッター君です 下側の内部からカタカタと異音がしてます 突然と言う訳じゃなく 長い間をかけて 徐々に音が大きくなって とうとう我慢出来なくなった 感じですね(笑) 修理については検索すると既にトライしておられる 方がおられるようなので 参考にしながら進めます ギアボックスを外に出しました 配線が細いので 取り回しを交わすのに 切ってしまわないよう取り出しました ギアボックスを開けるのでベルトを取り外しました この輪ゴムのような駆動ベルトもよく切れるようです パーマ用のゴムバンドで修理されてる方も おられるようですが トランペット奏者ーに使われているベルトの大きさは 直径40mm 内径37mm 線径1.5mm ぐらいのようです 奏者によってベルトの輪の大きさが違うようなので アマゾンなんかで似たような駆動ベルトを買う時は 僅かに高いんですが色んな種類が入っている こんなのを買えば どれかは適合しそうな気がします アマゾンベルトセット販売ページ 開けて見ました このギアがよく壊れるようです どうやらギアがすり減ってるようで 回して行くと一箇所ギアが歯飛びする箇所があります 完全に故障する一歩手前って所でしょうか? 代用のギアを買いました よくあるモーター用のピニオンギアで 直径6 mm 厚さ5mm 穴径2 mm 10歯 と言うタイプです モノタロウやアマゾンなんかでも買えます 20個入りで500円でした これでまた不調になっても大丈夫そうです(笑) |
2004年頃にバンダイから発売された リトルジャマーミーツBYケンウッドと言う 音楽系玩具がありまして たま〜に自宅の隅で音楽を奏でているんですが そのうちの奏者の一人トランペット奏者から カタカタと気になる異音が出るようになって来ました 発売開始されてから数十年と 相当年経過してるおもちゃなので サポートや修理なんかは当然終了しており 当然部品供給などは おもちゃの範囲の物なんで 無いと思いますが 流石に音が気になって 演奏に集中できなくなって来たので 自分で出来そうなトコを修理する事にしました とりあえず中身を開けて見ます 下部台座からの異音なんで下側を分解して行きます 4本のビスを外して裏蓋を開けると 基盤と白っぽいギアボックスが見えます この状態で演奏すると ギアボックス内部から パキッパキッと 騒音があるので 白いギアボックス内部不良のようです ギアボックスの中身を確認する為 ギアボックスと黒い台座を固定している4本のビスと ボックス分割の上下を固定している1本 基盤を固定している2本のねじを外して 配線を切らないよう取り出して行きます 調べると分解方法やねじの箇所が出て来たので 色んな情報を参考に進めて行きます ギアボックスを開けるには 画像右側で上下を固定しているボルト1本と (ギアボックス取り外し時に外し済みかも) モーターの近くで引っかかってる ツメを起こして外す必要がありますが ツメの中に配線が通ってるので プラ溶解覚悟ではんだを溶かして配線を外すか 黄色のラインの部分を切ってしまうかの 2択になります ギアボックス上下のケース自体は 1本のボルトと貫通ボルト4本で 台座本体に固定されてる為 ツメは無くても大丈夫そうなので 後者のツメカットで開ける事にしました 検索で調べると他の方も大体この方法のようです ギアを外して見ました 本当は圧入されていて 引っこ抜く感じで入っているはずですが 外側の摩耗と一部の割れで するっと抜けて来ました 他のギアに極端な磨耗や 異常が見られない所を見ると わざとここがすり減って他のギアに ダメージが行かないよう 作られているのかもしれません 後は元通りに戻して使って見ました 作動は良好でギアボックスの異音も無くなりました 土台から上のカチャカチャ音は個体差があるようで 気になる人は隙間の裏に薄いスポンジを入れたり 可動部にシリコングリースを塗布したりして 雑音の低減を図っておられるようです 私自身は愛嬌と個性だと思ってるので そのまま使ってます(笑) これで後数十年は行けるはずなので 大切に遊んで行こうと思います! |
同梱されているカートリッジが欲しいが為に 故障品のジャンクを購入しました リトルジャマーミーツケンウッドの中でも スイングジャーナルエディションと言うモデルです ジャンク品なだけに色々問題と故障があるようですが ソフト単体で手に入れるより多分お買い得でした(笑) 開けてみました ギター ベース サックス トランペット奏者の中身は ほぼ同じ構造のようで違う所と言えば 人形を動かすシャフトを押し上げる カムの形状ぐらいだと思います 持っていないので解りませんが パーカッショニストも多分似たような感じでしょう 開けてみました 案の定1番目のギアが割れてるようで プーリーを指でつまむとシャフトからギアが抜けてきます 交換して閉じる前に シリコングリースを ちょっと補充しておく事にします 爪楊枝の先端に付けたら塗りたくって完了です |
カートリッジが手に入った時点で目的達成ですが 壊れたままってのももったいないので 修理に取り掛かります まずはベーシストですが 土台の中から周期的にパキッパキッと 結構大きい異音がします 多分ギア割れかギア欠けです ギアボックスの形状と構造も同じようなので 上のトランペッター分解時と同じように ツメを切断して中身を見てみます ベーシストがシェーのポーズに見えるのは 私だけでしょうか?(笑) 左が新品ギア 右が付いてたヤツで 既に軸部が中から割れてます ここ以外は大丈夫そうなんで 交換して復旧します 復旧して閉じたら完成になります 配線を束ねていた紙テープは 無くても大丈夫そうですが ギアボックスやフタ閉じる時に 配線を挟み込まないように注意ですね |
さてお次の問題はトランペッター君 これもベーシストと同じ症状で 土台の内部からバキッバキッと音がします 音はこっちの方が酷いですね 演奏させても異音が凄くてとても聞いてられません やっぱり同じギアが割れてました 今のところどれを見ても1番目のピニオンギアだけが 割れたり欠けたりしていて 他のギアは大丈夫そうなので このギアをさっさと交換して戻します これでトランペッター君も復活しました |
やはりベーシストとほぼ同じ構造で 故障箇所は多分同じ所な気がします ギア交換完了ついでのグリスアップ後は フタを閉じて戻します ちなみによく切れてるらしい駆動ベルトですが トランペット奏者については 内径37 外径40 線径1.5ぐらいになります これに近い駆動ベルトであれば何でもいいでしょう 奏者によってベルトの長さが違うようですが 僅かに高いんですがこんなのを買えば 何本かは適合しそうな気がします アマゾンベルトセット販売ページ |
さて最後の問題ギタリスト君です 症状は下部からの異音も無く 体と左手と首はスイングしてるんですが 右手が全く動かず弦を弾く動作をしません 背中のビス3本を外して 開けた状態で作動させて見ました ツメ等は無く ビスを外せばパカっと開きました コイルの磁力で磁石は音楽に合わせて 僅かに反応しておりピクッピクッと動こうとしてるので コイル自体のショートや断線では無いようです しかし軸部の摩擦が大きいようで 腕は固まって動かないままです 腕が抜けました 清掃するのと 軸部にシリコングリースを塗ってみます 復旧して演奏を行い確認します 右手が動くようにはなったんですが グリースの粘度なのか 素早い弦裁きが出来なくなってしまいました 別の通常版ギタリストは素早く動くので 正常じゃありませんね〜・・・ お〜早い早い!右手が軽快に動くようになりました これでジャンク部分が全て復旧出来ました 人形の見た目は通常版よりこっちの方が オシャレな気がするので 気分によって 設置してるヤツを入れ替えて楽しもうと思います |
人形の右手を指で弾いて見ますが かなり動きが渋いようです 通常であれば殆ど抵抗感は無く チョンと触っただけでくフワっと動き 磁石とスプリングの作用で 元の位置に復旧する感じになります 多分コイルのショートか 軸部の摩耗と油切れでしょう 腕の軸部を手入れする為 指してるネジを外して前側に腕を抜きます 多目にシリコングリースを塗って見る事にしましたが これが後で裏目に出る事に・・・ なので一度グリースを拭き取る事にしました 拭き取っても油分は表面に残っていて ピカピカしてるのでこれで組んで見ます 次に同様の可動部の整備をする時は シリコンスプレーなどを塗布する方が いいのかもしれません |
同梱ソフトを聴いてみたいが為に ついつい買ってしまいました・・・ リトルジャマーの亜種でピーナッツジャムと言う商品です 人形がスヌーピーのキャラクターになっていて 意外とレア商品のようです 色々と故障しており完全ジャンク品と言う事で 格安でした(笑) まずはサックスのスヌーピーですが 体はスイングしていますが サックスが殆ど動いていません 楽器を挟んでいる腕を摘んで開き サックスを宙ぶらりんにして動作させると バリバリ左右に動くので サックスを挟む腕の可動部が渋いようです バリバリ動くようになりました サックス挟み込みのスプリング力が 若干強い気がするので 今後また振れなくなるようであれば スプリングを変えるか伸ばすか何かして 挟み込み力を弱くすれば何とかなりそうです 最初は気づかなかったんですが シリコンスプレーで動きが良くなったのか 体のスイングに合わせ 重力で耳も若干動くようになりました(笑) まず1つ復旧です |
初回ロット用ソフトと通常ソフト2本をGETした時点で 既に目的は果たしていますが このまま保管しておいてもしょうがないので 不具合箇所を確認して 直せる所は修理しておこうと思います 背中と頭部のボルトを外して 可動部にシリコンスプレーを塗布するのと サックスを挟んでいる手のひらにも 塗布しておきます 故障していないようですが一応裏蓋を開けて 台座の中身を見てみました 通常版リトルジャマーと 内部の構造は同じようなので もしギアが壊れたとしても修理出来そうです |
スヌーピーのコアなファンじゃ無いので 名前がわかりませんが ベースの子です(笑) これも体はスイングしますが 右手は全然弦を弾いていません 指してるねじを外して 腕を前側に抜いたら シリコンスプレーを塗布します |
体を開けて見ます 通常版とスプリングが引っかかってる位置が 若干違うようですが 通常版ギタリストに似たような構造です 音楽に合わせコイルと磁石は反応してるので 腕が渋いだけのようです 腕を抜いて可動部にシリコンスプレーを塗ったら 組み立てて確認します 復帰後の画像がありませんが バリバリ動くようになりました これでもう1体復活です! |
次はドラムの女の子です 症状としては 左手が全く動いていません 爪楊枝で補助してやると 音楽に合わせ反応してる感触があるので これも短に渋いだけのようです 両手がバリバリ動くようになったので この方も復旧です! |
下側でツメか何かが引っかかっていて 完全にパカっとは開きませんでしたが 腕は抜けたので これもシリコンスプレーで 可動部の滑りを良くして戻します |
最後にピアノの子です 不具合には含まれていませんでしたが 頭がほんの少ししか動きません これで正しいのかどうかが解りませんが ついでなので可動部に注油しておきます 不具合が全て修理出来て快調に動いてます ちなみに専用ソフトには 通常版ソフトに収録されている曲もあるのですが 同じ曲でも スヌーピー版は ピアニストの掛け声が削除されているようで 同梱ソフトだとピアニストがしゃべる事は無いようです 通常版ソフトを刺して流せばちゃんと喋ります(笑) 今後あまり本体の出番は無い気がしますが ソフトに飽きるまでは大切に保管しておこうと思います |
何かが引っかかっていて 頭の分解が出来ませんでしたが スキマから可動部が見えるので シリコンスプレーを吹きかけておきました 結果はと言うと 最初よりはかなり動くようになりました |