挫折しないゾやるぜレストア!
4ドアボロスカレストア日記
その2



右側テンションロッド付け根部分の作業に入ります
こちら側は意外と無事?で穴が空いている
回りの切り貼りだけで済みそうです


左側同様風通しのいい感じになってますが
原型を留めているだけ右側の方がマシですね〜


削っちゃ微調整して合わせて行きます
大きさ的には大体こんな感じですかね〜?

 2024.08





奥側の腐った部分は
プラズマカッターで取り除いて行きました


型紙から奥側の切除箇所を1.3ミリ板から切り出したので
コイツを貼り付けてフレームを復旧します


溶接完了
袋内部なので溶接ビードはそのままにしておきます
これでフレーム部分は完了
次は三角コーナー外側を作って閉じるかな?

中身のフレーム修復が終わったので
右側三角コーナー部分のフタをを
作っていく事にしました
まずは型紙の作成です


切り出した鉄板をあてがっちゃ削って
ピッタリはまるよう修正して行きます
プラグ溶接用の穴も後からだと面倒なので
先に開けておきます


右側の三角コーナー部分も復旧出来ました
エンジンルーム部分の修復箇所は
これで大体終わりなので
次はフロントマスク部分でもやろうかと思っています
 2024.08





中身のフレームは実測1.3mm厚で
三角コーナー部分は1.6mm厚のようなので
型紙に合わせて1.6mm板を切り出して行きます
プラズマカッターもありますが
個人的に直線を切るのが苦手なのと
カット後ののグラインダー仕上げを考えると
直線が多い部品はカットディスクで切り出してます


溶接してフタをします
溶接なんですがゆがみ防止の為
連続での溶接はせず
基本点付けの後 赤みが引いて触っても手袋から
煙が出ない所まで冷めたら
対角線上の反対側を点付け・・・
の繰り返しで溶接して行きました


エンジンルーム内の修復は大体終了したので
フロントマスク周辺の作業に移ります


スポットドリルを使ってフロントマスクを外しました
フロントマスク自体はサビて穴だらけで
修復には相当の手間がかかりそうなので
コイツをベースに進めるよりは
リプロ品のフロントマスクを
ベースにして進めた方が良さそうです・・・


第一メンバーとテンションロッド受け部分の
サビ落としが一段落した所で
そのまま放置って訳にも行かないので
表面処理をしておく事にしました
色々考えましたが
サビ落としのケレン作業をしたとはいえ
新規鉄板と違い微細な錆が食い込んでしまってる為
完全に鉄表面だけになった訳では無さそうなので
高性能サフなどのエッチングプライマー処理の前に
錆が酷かった箇所限定で
錆転換処理をしておく事にしました
今回使用するのは塗料などのシールド成分が
一切入っていない錆転換単機能タイプの溶液で
進行の早い赤錆から密度が高く進行の遅い黒錆に
転換して行こうと思います
メーカーは色々ありますが 
殆どの錆転換剤の主成分がタンニン酸なので
単機能タイプなら臭いの強弱ぐらいしか
差は無いと思います


この前修復したテンションロッド受けも
金属表面が露出した状態なので塗布しておきました
今回はこれで終了
フロントマスク部分は新しく入手する必要があるので
このままにして 次は別の所に移ろうと思います
 2024.08







わかっちゃいましたが錆で貫通してて穴だらけです
第一メンバーの状態がとても気になります・・・


さて 気になる第一メンバーですが
意外と薄錆が表面を覆ってるだけで
本体はしっかりしているようです
サビ落としだけで済みそうなので
早速道具を駆使してサビ落としして行きます


溶液をよく振って撹拌したら
ビール用の紙コップに使う分だけ注いで
ハケで塗りたくって行きます
低臭との事でしたが かなり匂いますね・・・
塗った当初は乳白色の液体です


塗って10分ぐらい経った頃から反応が始まり
30分ぐらい経つと真っ黒に変化します
錆の層が厚くて黒錆に変換出来なかった箇所は
数時間経った頃から乾燥後の黒い中に
ポツポツと赤錆として現れて来るので 
そこをまたケレン作業して
再度塗布する・・・の繰り返しです
乾燥後はこのまま塗装が可能なので
気にならないのであればそのまま塗装
気になる方は足付けと洗浄をやって
塗装すればいいと思います
ちなみにこのまま放置した場合は
黒錆表面が露出した状態で
鉄板むき出しと同じなので
赤錆丸出しよりはサビませんが
この表面からポツポツと赤錆が発生して来ます
なので 塗って乾いた後は早めに塗装するか
保護油脂を塗布して必ずシールドする必要があります
シールド成分入りの転換剤の場合は
転換後シールドを同時に行いますが
塗料シールドタイプの物は塗色と塗料の種類が
その製品の物になってしまうのと
上塗りを実施する場合塗料が限定されてしま
う難点があります

油脂シールドタイプの物は
塗装する前にワックスオフなどで保護成分を除去してから
塗装する形になります
資材センターなどで売られている
長尺鋼材のカット面に錆止めとしてよく塗布してあるようです

そういう訳で開始当初に作業した
テンションロッド付け根部分の
タイヤハウス側を閉じる事にしました


開口した所の部品を切り出すので
型紙を作って行きます


切り出したパーツを溶接して行きます
点付け溶接→冷めたら大体真反対を点付け溶接
を繰り返して歪まないよう
チマチマくっつけて行くだけです(笑)

 2024.09



先回フロントマスク周辺の作業を進めていたんですが
くっついていたフロントマスクを修復するのは
結構な手間なので リプロ品か別のものを
ベースにして進める事に決定しました・・・
まだ 交換して取り付けする物を入手していないので
フロントマスク周辺の作業は一旦お休みして
別の箇所を進めて行く事にしました




何故裏側を閉じていなかったのかと言うと
作成したフレーム内をカンペで塗っていた為
乾き待ちで作業を進めていませんでした
ちなみに塗ったカンペはイチネンケミカルの
タフブラックで 下回りに塗ったシャーシブラックが
剥げた際の補修などにお気に入りで使っています
乾いた後はカンペながらパーツクリーナーや
ガソリンで溶解しないので
一般的なシャーシブラックの缶スプレーより
数百円高いんですがお気に入りで使っています


フロントタイヤハウス壁面の鉄板が
1.6mmのようなので 1.6mm板から切り出します
まあこんな感じかな?


こんな感じに出来上がりました
この箇所は最終的にこの上に
アンダーコートを塗っちゃうので
多分あまり気にならなくなるんでは無いかと思ってます
とりあえず今回はここで終了
次は反対側を閉じて行く予定です

4ドアボロスカトップ  その1  トップ   その3