家庭円満!(笑)
スバル360の小部屋・・・その20


取り外して中身を覗いて見ました
やっぱりサビの粉がアドバンサまで回っていたようで
動きが渋いです
この中身も取り出して清掃する事にします


初爆が来るまでデスビ差し替え等々で
すったもんだありましたが無事始動しました
進角デスビを使用しているので
タイミングライトで-13度に取っておきます

 
 2024.6

先回ヨメさんの2号車の車検整備を始めたんですが
早速デスビ周りの不具合で作業を進めています
結局デスビ奥の方までサビが回っていて
取り外して清掃しないとダメそうなので
早速分解して行こうと思います





ポイント周りも清掃しましたが
ポイントアームとヒールは手持ちがあったので
交換しました
とりあえずポイントギャップ調整ですね


無事普通に始動出来るようになりました
白煙も少なく調子は良さそうです
今のところ単純にエンジンが動いた所までは
確認出来ました 今回は時間の都合でここで終了・・・
次は足回りやブレーキ周りを整備して行こうと思います

まずはブレーキ点検&清掃から始めます
ついでにドラムを空転させベアリングの音を聴いて
程度を確認するのとキングピンとかタイロッドとかにも
グリスを補充しておきます


ステアリングラックとピニオン周りも
黒長のゴムキャップを外して
左右に目一杯ステアリングを切りながら
古いグリースをウェスで拭き取って
新しいグリースを塗りたくっておきます
切った感じでは普通に動いてるよう感じますが
実際に摩耗が進んでるのかどうかは
意識して感じてないので正直わかりませんね(笑)


ギアボックス オイルポンプ周りの滲みは
無い訳ではありませんが
地面に盛大に垂れるような漏れは無いので
許容範囲でしょう(笑)
毎度大体車検ごとですがギアオイルも交換しておきます
後は車検前に滲みを拭き取ってから挑みます!


とりあえず事前準備終了です
すんなり通ってくれる事を願います・・・
 2024.7

先週からの続きで車検に向けて整備しております
後は足回り点検と油量を見るぐらいで大丈夫そうですが
こればっかりは見てみない事には
何が起こってるか分かりません・・・
まあ ボチボチ進めて行きましょう




汚いだけで特におかしい状態ではありませんでした
フロント右側も似たような感じです
シューの厚みもまだまだ大丈夫そうなのと
ベアリンググリースの劣化も進んでないようなので
ほんの少しの補充とブレーキ周りを清掃して
復旧します


リア側のブレーキ周りも確認&清掃します
こっちも特に異常は無さそうで反対側も似たようなモンでした
ベアリングのガタも無いようなので
このまま閉じちゃいます


いつも入れてるギアオイルです
粘度は記載がありませんが80W90のようです
バイク用ですが2ストエンジン推奨のようで
シール不良で多少燃えてしまっても
エンジンにダメージが少ないとの事でした
ヤマハでは2ストエンジンのギアオイルとしては
コレを推奨なのとずっと使ってますが
今のところ不具合は感じてないので
普通に機能してると思います


車検も合格して無事走れるようになっていますが
かねてより計画していた
バッテリー交換をやろうと思います


交換するバッテリーです
元々はハーレーとかなんとか用の
ハーレー社社外バッテリーで
グラスマットセパレータータイプの
AGMバッテリーになります
ハコスカでも実証済みですが
充電時の腐食性ガスが殆ど外に出ないので
バッテリー下の腐食がかなり少なくなります


変則的な搭載になりましたが
元々のバッテリーより小型なので
脱落しないようステーを作って搭載しました
使ってみた感じですが
ちゃんと機能してるので全く変化はありませんね(笑)
使用上のデメリットはあまり無いのですが
保管時の放電でに電圧が下がりすぎると
充電しても復活が難しくなるようなので
車庫保管してる時の電圧管理が重要のようです

 2024.8





別にバッテリーが悪くなった訳ではありませんが
別のものに交換します


この前見た時から起算して1年も経ってませんが
バッテリーを降ろすと早速腐食性ガスの影響で
錆&結晶化が始まってますね
今後はこの錆も少なくなる事でしょう


どんな状況か確認するのに乗ってみると・・・・
ありゃ〜 クラッチ滑りまくり
こりゃダメだ〜


アチコチ飛び散っていますが
クラッチケースの空気穴?排出孔??
から垂れて来てるようなので
多分クラッチケースのオイルシールが
寿命を迎えいるんだと思います
多分クラッチにもオイルが回ってしまい
滑っているんでしょう・・・


ダイナモ デスビ オイルポンプ
クラッチワイヤーの蝶ナットを外しました
オイルポンプのホースとワイヤーは
外さなくても大丈夫ですが
空中にブラブラする事になるので
心配であれば針金か何かで吊っておいた方が
いいかもしれませんね〜


次はクラッチASSYの取り外しに移ります
中央のセンターハブ(って言うのかな?)
を外す前に カバーとの位置関係を
マーキングしようと思ったら
根本に丸いの浮き印があるので
そにマーキングしておきます
スマホで分解の検索と同時進行で進めてますが
カバーの純正刻印位置と 根本の◯位置を
合わせるようなので ここにマーキングで
都合が良かったようです


センターハブを外すとセンターボルトが見えるので
取り外します(画像は取り外し済)
締め付けトルク6.5Kとの事でしたが
ロングのハンドルじゃ無いと緩まず
相当固く閉まってました・・・・


クラッチASSYは外れましたが
カバーとフライホイールの位置関係が
わからなくなりそうなので一応マーキングしておきます


交換するオイルシールです
純正はもう出ないようなので
汎用のNBRオイルシールです
シール対象側に0.03Mpaまで
圧力変化が発生しても大丈夫な
汎用のAC型シールで型番はAC 42 60  9です
2024年時点で値段は税込み399円でした
シール対象に圧力変化が無い所に使うSC型も
リップ形式が違いますが型番SC 42 60  9が
あるようなのでこちらのNBRオイルシールも
多分使えるんじゃ無いかと思います


古いオイルシールは破壊前提なので
ドリルビスをねじ込んで
大工道具の釘抜きで引っ張って外しました
一箇所すっぽ抜けて失敗しましたが
失敗を繰り返して何箇所も穴だらけになって行けば
そのうち変形して出てきます(笑)


クラッチASSYを割ってみました


ちなみに古い方の厚みは7.3mmでした
ライニング量とリベットの位置までは
もう少しありそうで使えそうな気もしますが
限界に近かったのかどうかはよく分かりません・・・


クラッチ板が新品になったので
ツメの高さを再調整しました
色々検索すると12〜13mmの間にあればいい
との事だったので間を取って
3つのツメ高さを12.5mmに調整して
クラッチASSYを取り付けました


センターハブを取り付けますが
カバー側シャフトとの嵌合が見えなくなって
困りそうなので
嵌合箇所のギアが太くなってる所の外側に
確認出来るようマーキングしておきました


こちらも純正部品では無く
KOYO製の汎用クラッチベアリングで
型番は CT38-1L1になります
2024年の時点でお値段は2200円のようです


早速乗り回して確認しました
今のところあんなにダラダラとは漏れてないようなので
復旧完了です
クラッチも正常のようで
後はヨメさんにも乗ってもらってペダル高さを
再調整したら作業完了で〜す

 2024.9

2号車に緊急事態発生です
翌日イベントに乗っていく予定でしたが
ヨメさんからなんだかクラッチが変?との事・・・
何が起こってるのか乗ってみました




多少いつも何かが漏れてる(笑)んですが
見てる間に何滴も垂れてくるので結構多めです
ニオイを嗅ぐとギアオイルのようなので
漏れてる所を確認します


もう動けないし小手先ではどうにもならないので
早速分解開始です
まずは1番の上死点0度に合わせて
組む時楽なようデスビローターに
マーキングしておきました


クラッチケースの外周ボルトを外して開けてみました
カバーの下側(画像では左側)に
既にオイルが溜まってた後がありますね・・・


クラッチASSYがクルクル回ってしまうので
ドライバーかバールみたいなのを
フライホイールの溝に差し込んで
廻り止めしたら
センターハブを外します


クラッチASSYの取り外しに特殊工具が必要なんですが
合いそうな工具が無いので
雑ボルトの中からこんなボルト類を集めて来ました


センターハブと組み合わせると
こんな感じになります
3本の取り付けボルトを均等に締めこんで
クラッチASSYを取り外しました
慎重に並行を確認しながら行かないと
センターハブに負担がかかって
曲がってしまいそうです・・・
何とか外せましたが今後の為にも特殊工具を
別に作ったほうが良さそうな気がします


やはりオイルシール不良でした
ケース下にも既にギアオイルが垂れてますが
ケース全周にも飛び散って付着してました・・・


比較するのに純正と見比べてみました
寸法は当然同じで
リップ部の形状は汎用品の方が良さそうな気がします
純正は比較用で汎用品を探すのに
寸法取りで保管してるので今回も使いません


クラッチのギア部でシールを傷めないよう
マスキングテープを巻いて挿入しました
後は均等に変形させないよう
コンコンと叩いて入れて行くだけです
もしシャフト側のリップ当たり部だった所に
線状の削れがある場合は ちょっと奥まで打ち込んで 
リップの当たり位置を変えたほうが
漏れが少なくなるかもしれません


やはりクラッチ板にもオイルが回ってしまってます
こりゃ滑るはずだ・・・・
油抜きして再使用も考えましたが
新品があるのでそれに交換します


新品の方はと言うと9.9mmありました
画像を比較するとライニングに挟まれてる
センタープレートの厚さが違う気がします 
いや 確実に違いますね〜
スバル360用との事でしたが
デッドストック品で物番も書いてないので
ホントにそうなのかは分かりません
不安が残りますがこれを使ってみる事にします



フライホイールを廻り止めしてセンターボルトを締めて行きます
締め付けトルクは6.5Kのようです


せっかくここまでバラしたついでに
レリーズベアリングも交換しておく事にしました


カバー側のベルトプーリーにも
センターハブとの嵌合ギアの太くなってる位置を
マーキングして合体の参考にしました
センターハブのマーキング位置を
手前の分かりやすい位置にして
カバーを合体させる際プーリーのマーキングを
大体そのへんにすれば
イライラせずにスコンと挿入出来ると思います
後はオイルポンプ クラッチワイヤーを戻して
圧縮上死点位置にしたら デスビ ダイナモを
戻して完成です
デスビにも合いマークを書いてるので
その位置になってるのを確認するだけで
点火時期は再調整しなくても変化はありませんでした


汎用品のウォッシャータンクです
サイズも純正にほぼ近かったのと合わせて
お値段が1200円と格安だったので購入して見ました
タンクとブラケットの他にも
1mぐらいのホース ノズルが2つ 
分岐のTパイプが入ってました
現在カンガルータイプのウォッシャー袋を使っていて
困ってる訳ではありませんが
取り付け出来れば見た目もこっちの方が良さそうなので
交換して見ます


純正のタンクブラケットはハマりそうに無かったので
付属のブラケットを取り付けました
位置的には殆ど変わりませんね

 2024.11




さて 現在の状態です
まあこれはコレで全く不便はありませんが
交換して多少見た目を向上させて見ます(笑)


取り付け完了です
格安過ぎて動くか不安でしたが作動点検も異常なし
これで見た目も少しスッキリしました


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